益進から皆様へ2020.02.24(更新日:2022.10.12)

大手損保 火災保険の10年契約廃止へ・・・

火災保険の保険期間(契約期間)は現在、最長10年ですが、大手の損害保険会社(東京海上日動、三井住友海上、損保ジャパン日本興亜、あいおいニッセイ同和損保)は、今後、10年契約の火災保険をなくして5年契約に変える方針があるとの事です。(NHK NEWS WEBより

大手損保 火災保険の10年契約廃止


記事によりますと、昨今、台風や大雨などの災害が相次いで保険金の支払いが巨額に上り、
収支が悪化している事から、契約期間を短くして、保険料の値上げなどをしやすくする狙いがあるそうです。
火災保険は、火事のほか、台風や大雨、洪水など自然災害による住宅や家財の被害を補償するもので、
以前は最長36年の契約も可能でしたが、2015年10月より最長で10年となりました。
2015年10月に10年を超える契約が廃止された経緯も、以前と比べて自然災害が多く発生するようになり、
保険会社が収支の予測をする事が困難になったからだとされています。
一般的に火災保険の契約期間の短期(1年契約)、長期(10年契約)のメリット、デメリットは次のようなものが挙げられます。(各社の取り扱い商品によっては、これらが当てはまらない場合もございます。)
・短期契約のメリット、デメリット
メリット:補償内容を見直しやすい、1回の支払い負担が長期と比べて軽い
デメリット:総支払額が長期と比べて多くなる、毎年更新する手間がある
・長期契約のメリット、デメリット
メリット:総支払額が短期と比べて安い、更新の手間が短期と比べて少ない
デメリット:1回の支払い負担が短期と比べて大きい、補償内容の見直しのタイミングが少ない
相次ぐ自然災害を反映して、保険料は値上がりの傾向にございます。
契約期間が短くなれば、補償内容の見直し等のメリットもございますが、今後、更新の度に保険料が上がっていく可能性がございます。

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